GOA産地証明・米の産地証明

安定同位体比データベースに裏打ちされた科学的「産地証明」

GOA産地証明認証・・米の産地証明

栽培地域と米サンプルを登録する事で信頼の産地証明が得られます。 登録された米サンプルは、米産地を網羅した膨大な安定同位体比データと組み合わされ、万一の時でも「産地の正統性」を科学的に証明!

GOA産地証明は、米産地の証明に非常に有効です。 同位体分析による産地判別検査では、例えば魚沼と岩船米の識別も可能。 膨大な米産地安定同位体比データベースには、09年収穫の米の地点毎の安定同位体比データ、農業用水データと、米の地域履歴の指標が構築済み。2010年産の米サンプル収集も完了し、保有する米データは2,000件に迫ります。

GOA産地認証に登録すれば、例えばWEBでの販売や、生産者直売のような販売ルートでも、信頼できる産地証明を添付できます。 そして何よりも、もし販売した米の産地に「疑い」「不安」が生じた時、GOA産地認証では、販売先の小売店や顧客の要請により「無料」で確認検査を受けられます。 同位体研究所の産地判別検査技術に裏付けられた産地証明は、「産地銘柄米」の販売で、「信頼」を提供します。産地証明の取得(登録)の詳細は、左の「産地証明の登録方法」を参照してください。

魚沼産米と岩船産米の産地判別例

魚沼岩船散布図1.gifもしGOA産地証明認証で、産地表示に疑いがかかった場合、確認検査は、「安定同位体比分析」という方法で実施されます。 米の炭素、窒素、酸素の安定同位体比と呼ばれる、同じ元素でも重さの異なる元素の割合を分析し、栽培地域のデータと照合します。 もし適正な表示であれば、分析データは、その栽培地域のデータと同様の値を示します。 例えば魚沼産の米と岩船産の米は同じ新潟でありながら、安定同位体比により区別できます。 

米産地証明を支える膨大な米産地安定同位体比データ

米産地マップ.gif図に示しているのは、新潟の米産地の安定同位体比データ登録地点図です。 新潟全県の隅々まで栽培されている米、農業用水、地理情報を収集し、新潟県内の米の安定同位体比分布をデータベース化しています。 同様に、東日本全域でデータベースを構築しています。 九州や、中国、近畿でもデータベース構築を行っており、米の銘柄産地の基本データを保有しています。 例えば新潟の生産者が産地登録しようとした場合、近隣の米安定同位体比データと併せて、登録者の産地証明が必要な場合、有効な科学的検査を実施します。