GOA産地証明・野菜、果実の産地証明

安定同位体比データベースに裏打ちされた科学的「産地証明」

GOA産地証明認証・・野菜・果実の産地証明

栽培地域と野菜・果実サンプルを登録する事で信頼の産地証明が得られます。 登録されたサンプルは、米産地データベースと並行して収集された各地の野菜・果実データを網羅した膨大な安定同位体比データと組み合わされ、万一の時でも「産地の正統性」を科学的に証明!

GOA産地証明は、米や畜産物の産地判別検査の開発過程から生まれました。 全国規模で米や各種農産物のサンプルを収集し、同時に農業用水データを収集。 その過程で、日本ン全国の農業生産は、米生産をその基盤としている事が明らかになりました。 米からの作物転換や、米栽培用の農業用水体系など、米と各種野菜・果実栽培や切り離せません。全国の米の安定同位体比データの収集過程は、まさに各地の野菜や果実の産地データの集積の過程でもありました。

米の産地証明と同じように、GOA産地認証に登録すれば、例えばWEBでの販売や、生産者直売のような販売ルートでも、信頼できる産地証明を添付できます。 もし販売した野菜や果実の産地に「疑い」「不安」が生じた時、GOA産地認証では、販売先の小売店や顧客の要請により「無料」で確認検査を受けられます。 さらに産地の果汁を生かした100%果汁なども、産地証明の対象となります。 

例えば、りんごの産地証明を可能とする産地安定同位体比データベース

リンゴ栽培地域.gif左の図は、長野での産地安定同位体比データの採取拠点です。 長野のリンゴや、そば、各種野菜の生産にあわせ長野県を網羅する安定同位体比データベースを作成しました。 この図の拠点では、農業用水、作物サンプルを収集し、併せて詳細な地理データも記録されています。 長野のリンゴ園がリンゴとリンゴジュースの産地証明をしたい場合、収穫されたリンゴの地域を安定同位体比データベースは、すでにカバーしています。 リンゴに限らず、青森、秋田、岩手、山形、福島そして関東全域、中部、西日本と、安定同位体比データベースは、米、そば、麦、ごぼうや里芋、大根、ニンジン、リンゴ、桃、梨、イチゴなどなど、膨大なデータに支えられてます。 このような大規模安定同位体比データベースを国内で保有するのは、同位体研究所のみ。 1箇所、1箇所自らサンプル採取を行い、ひとつひとつのデータを積み上げてきた成果です。 このデータベースこそが、産地証明の確かな裏付けとなります。

産地証明とは、栽培地域の証明・・水がおりなす産地マップ

農業用水同位体分布.gif何故、産地は判別できるのでしょうか? 最大のポイントは、「水」です。 所変われば水変わるというように、水は世界中で、異なります。 そして、何よりも、実は水は地域によって軽い・重いがあるのです。 図に示されているのは、新潟と長野の農業用水の安定同位体比です。 新潟と長野は、明らかに水の重さ(質量)が異なります。 そして、その水で育った農産物は、この違いを引き継ぎます。
北海道区分図1.gif野菜や果実、そして果汁(100%果汁)の産地がわかるのは、この水のおりなす産地マップを基礎としています。 だからこそ、長野の高地で大切に育ったそばは、その素性を自ら記録しています。 北海道の大自然は、北海道を示します。北海道の自然で育った野菜は、北海道であることを自ら証明しているのです。だからこそ、GOA産地証明プログラムに登録すれば、登録時にサンプルの安定同位体比データは登録され、その産地の正当さが記録されます。 これが、科学的産地証明の裏付けです